次代を担う米良道博
近世和歌山画壇の話題になると
軌外、龍門、原 勝四郎の名前が出る。
そのあと後続の作家は誰なのだろう
次代は誰が繋ぐのか、百花繚乱 賛否両論、
きらめく群星の中から
先ずは昭和三年の二科会で初入選、
あの名立たる小出楢重に
鬼才現ると激賞された那智の神官、
熊野別当職にあった米良道博を
推さねばなるまいか。
軽妙な水墨画を熟し、
油彩画に意表をつく色彩を駆使して
はち切れんばかりの表現、
少年の頃
那智瀑布の大きい石になりたい、
大杉になりたいと願ったという。
明快で強烈な感性を持つ異才だった。
弥生 三月の逸品展は
米良道博コレクションより
優れた十選を中心に
木版画コレクション、
織田廣喜の旧作などを
紹介させていただこうと存じます。